カカオの産地

カカオの産地

カカオの木は非常に限られた地域のみで生息できる植物です。日本では温室で栽培されることも。

 

 

カカオの木は、高温多湿の熱帯地域でしか生育しません。
赤道を挟んで北緯20度から南緯20度までの地域に限られています。
このカカオ栽培が可能な地域は、「カカオベルト」と呼ばれています。


さらに、この範囲の中でカカオの樹が育つためには、標高約300m以内で、年間の平均気温が27℃くらい、年間降水量は1000mm以上という条件もあります。
これらの条件を満たす地域は、中南米、西アフリカ、東南アジアです。


主な生産国としてあげられるのは、西アフリカ地域ではコートジボワール、ガーナ、カメルーン、ナイジェリア、中南米ではエクアドル、ブラジル、東南アジアではインドネシアなどがあります。
全体的な割合ではカカオの起源である中南米での生産は多くなく、アフリカが世界の生産量の約77%を占めています。


世界有数のカカオ生産国として知られるのが、ガーナやコートジボワールです。
日本で使用されているカカオ豆の多くはガーナ産ですが、世界的に見た生産量ではコートジボワールが抜きん出ています。


日本のカカオ豆輸入量は2020年(令和2年)において約4万トンで、そのうち約80%はガーナ産です。
ガーナでは、主にフォラステロ種の豆を栽培しています。
酸味、苦味、渋味のバランスが良いという特徴があります。
豊かなコクと余韻の残る香ばしさがあり、日本人が最も慣れ親しんでいるチョコレートの味です。

 

カカオベルト

カカオベルト

 

 

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