チョコレートとは

チョコレートとは

世界中で子供から大人まで愛されるチョコレート。始まりは苦い飲み物でした。

 


チョコレートとは、カカオの木の種子であるカカオ豆から作る菓子の総称です。
カカオ豆を焙煎し、すり潰したカカオペーストに、砂糖などを加えて練り上げ、固めて作られます。
ココアは、脂肪分を除いて粉末にしたものです。


チョコレートの語源は明確にはわかっていませんが、メソアメリカの人々の言葉で、「苦い水」を意味する「ショコラトール(chocolatl)」(苦い水の意)ともいわれています。
チョコレートという言葉については、スペイン語の「チョコラテ(chocolate)」の英語読みです。


チョコレートのルーツは、メソアメリカ(現在のメキシコ南部、中央アメリカなどの地域)にあります。
身分の高い人々に薬として珍重されていた飲み物だったチョコレートは、ヨーロッパに渡った後に、進化を遂げて現在のような固形のチョコレートが誕生しました。


チョコレートの魅力の一つは、甘さと苦さが調和した味わいです。
カカオ豆自体は甘くなく、砂糖やミルクなどの配合によって、さまざまなバランスの味わいを楽しむことができます。


質の良いチョコレートとは、口の中の体温で溶け始め、カカオパウダーの粒子が均一で細かく、舌触りが良くなめらかなチョコレートです。
チョコレートが口の中に入れたとたんに溶けるのは、チョコレートの中に含まれるココアバターが、体温より少し低い温度で急激に溶け出す性質によります。


チョコレートの魅力は、香りにもあります。
チョコレートの香りには、リラックス効果や集中力を高める効果などもあるとされています。
香りは発酵の製造工程が重要で、焙煎によってさらに深みが増します。